私は今まで数回転職をしている。
数回目の退職時に上司から言われたのが「今辞めたら辞め癖がつくよ」という言葉だ。
仕事が嫌になったから辞める、というのは言葉にすると単純で軽い動機に思える。だが、上司や周りに本当の理由を言っても全て改善されるわけでもなく、ほんの一瞬良くなるだけで苦しさが倍になって返ってくる環境に耐えられないから辞めるのだ。
私が退職を選ぶ理由は主に以下だ。
- 長時間労働&サービス残業が日常
- パワハラなど精神的苦痛・暴力的な環境下にある
- 改善を求めても一時的な対応が続くのみ
- 年収や給与が上がらない
- やりたい仕事ではなくなった
その他にも細かい環境などはあるが、いきなり全てが当てはまるわけではない。それに長年かけて改善されていったこともあるし、年収が上がった時期もある。ただ様々なことが頭打ちになり、真綿を締め付けるようにだんだんと苦しみしか生まない状況になっていった。その結果、退職を選んだのだ。
最初は長く働いていただけにすごく悩んで、何度も上司と話をして、社長とも何度も食事に行ったりしたが最終的にはうつ病になる寸前(たぶんなってた)まで苦しんだので退職をした。
振り返ればもっと早く退職をして次にいけば良かったのだ。
今は無理と思ったら比較的に早めに辞めることにしている。耐えられない環境下で長く働くのは精神的にも身体的にも悪い結果しか生まないと分かったからだ。自分が何が得意で何が苦手か、というより耐えられるか耐えられないか、である。
人間、多少無理でも自分が耐えられる環境であれば働き続けることができる。
自分を守るための「もう無理」というスイッチが簡単に押せるようになっただけで辞め癖がついたわけではない。精神的・身体的にダメージを負っていく環境で働き続けても死ぬだけだ。死ぬ前にスイッチを押して元気なうちに次を探すのだ。
ただ押したあとはステップアップするか、ステップダウンするかは自分自身のスキル次第。そこの厳しさに耐えられるのも元気なうちだけだ。死にかけた状態で辞めたら回復だけに時間を使ってしまい、空白の時間はただのマイナスイメージしか生まない。そんなのは嫌だ。
だからブラック企業でもホワイト企業でも「もう無理」と思ったら辞めればいいのだ。
同じ苦しみなら前向きな苦しみでありたい。
ただそれだけである。
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